骨粗しょう症について
骨の重さの約半分にカルシウムが含まれていますが、年齢と共にそのカルシウムの量は減っていきます。こうなると骨は非常に脆くなります。
女性では40歳代から骨量は減りはじめ、60代では50%、70代で70%が骨粗鬆症患者で、男性は70歳以上で40%といわれています。
◆検査
レントゲンで手の撮影をします。DIP法(Digital Image Processing)で骨密度を計測し、骨粗しょう症かどうかを診断します。過去に転倒などで骨折の既往がある方は、若い人との比較のパーセント(Young Adult Mean)80%未満の方、ならびに、骨折既往の無い方でも70%未満の方は治療の適応となります。
◆治療
食事と運動が大切です。骨粗しょう症の治療薬も進歩し、内服薬で良好な 効果のあるものもあります。多比良医院では半年に1回の注射で骨密度を改善する効果の高いお薬をお勧めしています。